仕事哲学第3弾です。

よく言われる話ですが、サラリーマンに限らず、成果をあげる主要な方法のひとつに『1打席でも多く打席に立つ回数を増やす事』があります。

上に挙げたようなブログ記事を読んでもらえば分かりやすいですが簡単に言うと、「少ない打席数でヒットを打つ(=打率が高い)に越したことはないが、現実問題ビジネスの世界においてでヒットと呼べる成果を出すこと自体が難しいので、打率なんて気にしても仕方がなく、少しでも成果を出せる確率を上げる為には、1打席でも多く打席に立つ事が重要だ」って話です。

この考え方を前提にした上で、少しでも多くの打席に立つ為の考え方として私が大事にしているのがタイトルの考え方です。

そもそも、打席に立つ立たないは会社組織においては自分で決められるものではなく、多くの場合経営陣の判断によって決められます。そして、その経営陣は何を基準に「誰を打席に立たせるか」を決めているかというと、「既存の打線を基準にした上で、成果を最大化する為に打順を組み換え、一部メンバーを入れ替える」という考え方をする事が多いです。(∵なぜなら、基本的には既存の打線が、打線を組む時点でのベストメンバーだと考え打線を組んでいるからです。)

こう考えると「1打席でも多く打席に立つ」為の条件は、「まず今、打席に立っているという事」と「今後結果を出しそうだと経営陣に感じてもらう事」といった感じになるのではないでしょうか(※そもそも打席に立ててない人間が会社において打席に立つ術は別途記事にします)。 では、どうすれば今後結果を出しそうだとを経営陣に感じてもらえるのか。それがタイトルにも書いたように『真摯な態度で仕事に向かえているかどうか』だと私は考えています。

一定以上の規模の企業において、経営陣が、現場のメンバーの仕事振りの細かなところまで把握している事は多くないです。成果がでていない場合、惜しかったとか惜しくなかったみたいな現場レベルでの話は経営陣の判断材料として挙がってきません。実際のところ、経営陣の判断材料は、「周囲の評判」です。そして、その「周囲の評判」をつくるのは極端な言い方をすると『日々の仕事への真摯な態度』と『成果』だけです

常に真摯な態度で仕事に向かっているにも関わらず、自分に次の打席が回ってこないとすれば、それは、その企業自体が持つ打席数が相当減っているか、あなたが結果を出す確率が低いと判断される別の何かがあったか、もしくは、運が悪かったのでしょう。